雑記 ロンドンテロがMeme化してる

 ツイッターのタグで『#ThingsThatLeaveBritainReeling』というのが回っていた。

 ロンドンのテロを受けて、イギリス人はテロなんか恐れないよ、それよりもっと恐れてるのは、xxだよというジョークで、このテロに屈しない彼らの市民からの抵抗を示したジョークだ。こういうインターネットだけで通じるジョークやネタ、面白かった出来事を「Internet meme=インターネット・ミーム」と呼ぶ。こういうものが定着して流行語やスラングになったりもする。

 インターネット・ミームは、その国の言語にしか通じないものも多いが、政治や社会体制に対してのアンチテーゼなどを含めての「アンチ」な皮肉から生まれるものも少なくなく、空飛ぶスパゲッティモンスター教(FSM教)なんてのは、アメリカならではの社会に対する皮肉アンチテーゼの冗談でうまれたものだ(つまり本気で真剣に宗教化してるのではないw)。

 でも、このほどFSM教信者であるアメリカ人が金製のザルをかぶった写真を信教の自由の元に運転免許証に認められたニュースなどが数日前には聞こえてきていた(笑)。

http://yurukuyaru.com/archives/71202335.html

 何年か前にも同じことがあったので、詳しい解説は、こちらでどうぞw

https://togetter.com/li/900801

 こういうのも一種のインターネット・ミームの一つで、ジョークであり社会に対する一般社会に暮らす人々の、一つの主張/抵抗の形でもある。ジョークは辛辣であればあるほど、社会の人々の心の中を貫くものだ(笑)

 イギリス、ロンドンでのテロで上のようなタグが生まれ早速呼応した人が「イギリス人は(テロより)紅茶タイムにミルクを切らしてることの方が怖い」というようなコメントも、リツイ総カウント数がウナギのぼりになっている。

  https://twitter.com/DannyDutch/status/871440972684644352

 ロンドンのテロを克服しようとする姿勢も、ジョークというものの文化の力/言葉の力が社会に寄与する形の一つなのかもしれない。

 実はこういうインターネット・ミームで日本も世界にかなり一役買っている。

 2年ほど前のことなので、覚えている人も多いだろう。

 ISが猛威を振るいツイッターなどでも勧誘活動を強め日本人の渡航者犠牲者が出た時に、インターネット住民は、ISの広報を散々おちょくる「ISクソコラグランプリ」という形で、画像合成でISという存在へのアンチ姿勢を示したネットの祭が大層話題になった(特に2ちゃんねるなどに出入りするネット民が中心で)。

 http://www.akb48matomemory.com/archives/1018591497.html

 並べられた画像は、本当に見るだけで脱力系な、取るに足らないくだらない画像のISとの合成写真が並び、ISの主張を真っ向からひっくり返す秀逸な写真など生まれ、確かに半面危険ではあるのだが、「こんなアホみたいな脱力な方法で、ISネット勧誘などに対抗する有効な手段があったんだっw」と(ISは自分たちのイメージをかっこよく見せることに腐心していた経緯もあるので)、日本人の発想力の柔らかさに目を向けた海外の称賛も同時に生まれた。

http://www.mag2.com/p/news/5171

http://blogos.com/article/104194/

https://matome.naver.jp/odai/2142223690484125101

http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51882029.html

 もちろんくだらないコラージュ写真の発表したアカウントを個別にIS側に特定される危険性もあるので、そういう「煽り」はやめるよう政府やTVメディアなどは注意喚起に至ったのではあるが。日本という平和ボケと言われる在野の価値観も、こんな形での世界へ「道を示す」形もあるものだなと、楽しみながら、英語と日本語の入り混じるツイッターを数年前眺めて楽しませていただいた。(117や911のような体験をしてる日本は柔軟で強いとその時ひじょーーに思った。)

 テロは恐怖と報復を作り出し恫喝する考え方だが、その対抗に怒りをもってしても泥仕合になるだけで、恫喝は恐怖とワンセットのものである限り、恐怖で委縮することがない限り、その恫喝は社会に対して有効手段とはなり得ない。テロへの怒りはもちろん心の奥底にはあるだろうけれど、表面だけでも余裕に笑って見せるための行為…が、今回もそのように並ぶというのをみてて、世間や社会って捨てたもんじゃぁ~ないよなぁ〜(^^;)と、ちょっとうれしくなりながら、このインターネット・ミームを眺めているところである。

 @@犠牲になられた方々にはR.I.P.…(ー人ー)